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さて、こちらは18:00開演のB組。
あえてA組と同じシーンの画像を貼ってみました。 見た目だけじゃなくて、役者の違いで作品の色というか匂いが全然違うんです。 演出しててもほんと面白かった♪

勢いのB組…。 これはオルガ役のゆめの個性によるところが大きいです。 最初は足並み揃えるのが大変だったけど、芝居(役)がそれぞれの中に入ってからの追い込みが素晴らしかった。
A組と違って、ソルがリアル男の子(息子R)で、やりにくそうだったニコ役のちひろ。 それでも予想通り、リアルな男の子と女の子でしか表現できない、ちょっとほろ苦い空気を作ることができました。

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そして明らかに舞台の「色」を左右するのは、踊り子のカーリー&笛吹きのシータ姉妹。 A組まいなは清楚でミステリアスな感じ。 対して、B組の真帆は無邪気で華やかです。

シータはA(美月)、B(ひとみ)二人とも、びっくりするくらい良かった。 途中、姉妹のシーンが変わったり増えたりしたのは彼女たちのおかげです。 こんな風に、役者が脚本を(作品を)進化させるのは珍しいことではないです。


ジュニア公演も5回目…。 子どもたちの成長に連れて、芝居のレベルも年々上がってきました。 ということは、当然演出の目指すところもレベルが高くなってきたわけです。 今でこそ言えるけど、第一回目の公演なんかは「ここでちゃんとセリフ言って…」「もう一歩前に出て…」みたいな感じやったんです。(笑)
それが今回は、細かい心の動きから、それぞれの役のバックグラウンドや、間(ま)の使い方…ベテラン陣はかなり叩きました。 さすがに初心者組には、そこまで演出つける余裕はなかったけど、ま~来年はあんたたちの番でっせ♪

来年はどっち向いていくのか、そもそも「来年」はあるのか(←!?)、ジュニア立ち上げ当時は全てが試行錯誤(…という名の行き当たりばったり)でね。 でも、2年目くらいからぼんやりと目標ができました。

「大人の鑑賞に堪えうる舞台を作る。」

子どもがやってるんだから、まぁ、あったかい目で見てあげようよ…じゃなくて、大人が見ても面白いと思える芝居を、ジュニア劇団で作りたい。 出演者の家族や友だち以外にも感動してもらえる舞台を作りたい。

5年目にして、やっと目標に近づいた気がします。(笑)


さーて、ジュニアと言えども、打ち上げはどっか~んと派手にやらなアカンね。 あと一回、「公演レポ・打ち上げ編」お付き合いください♪


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